さいたま市、荒川区、足立区でサッカースクールを開校している

エスペランササッカースクール代表のリンです。

夜は炭水化物を抑えているのに、最近は体重が減りません。押忍!
今回もこの本の内容から

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以前のブログで

感情のコントロールができず、思い通りにいかないことを持ちこたえる力、忍耐力が乏しい若手が増えていると。

それは、幼少期の教育に問題があるという話をしましたが

叱られ慣れていない子供たち

に続いて

本日は

子どもたちの失敗経験が乏しい

というお話を。

誰もが、失敗をするのは嫌ですよね。

恥ずかしく、怒られるのが嫌だし、プライドが許さないし、惨めだし。

と「失敗」には悲惨な印象がありますね。

けれども、失敗から学ぶことはたくさんあり、挑戦しないと失敗もできないとは自己啓発系の話でもよく出てきます。

筆者は、子供たちが失敗を経験することを大人たちが遮っていると指摘しています。

失敗や挫折、敗北をすると子供たちが傷つくからと、過度に環境を整えている。

以前のブログにも書いた運動会の徒競走に順位をつけないこととか、失敗や敗北による挫折感を子供たちに与えない教育法が推奨され、

子どもたちが失敗しないように手取り足取り導き、また子供たちがポジティブな気分になれるように、事あるごとに褒めまくるのが問題だという。

子どもたちの失敗経験が奪われているせいで、失敗経験が乏しく、失敗に対する免疫が低いので、大きな失敗をすると立ち直れないくらいに凹み再起不能になる。。。

なので、幼少期のこのような教育環境を変えていきましょう!と筆者は語っています。

ここまではこの本の内容の紹介で

サッカーの現場での「失敗」というテーマについて話を展開したいと思います。

僕、そしてエスペランサの中では「失敗」「ミス」は推奨をしています。

子どもは失敗するものです。

ましてや、ボールを足で扱うという難易度の高いサッカーというスポーツで、プロ選手でも素人と思えるようなあり得ない失敗をするときがあります。

なので、技術も判断も身体能力も発展途中の子供たちに完璧を求めるのは、期待しすぎていると感じます。

特に、一番やっていはいけないのは、失敗をした子に対して「怒鳴ること」。

これは本当、最悪ですよね。

コーチや親、チームメイトから怒られたその子が、意気消沈して気持ちよく楽しくプレーできないのが目に見えているのに、

まだこんな惨状を、あちらこちらの試合会場で目にするので、とても残念な気持ちになります。

その子がどんな気持ちで失敗をしたのかを感じ取ってあげる。

誰もが失敗したくて失敗してるわけではない。

なんで失敗してしまったのかをきちんと分析して、その同じ失敗を繰り返さないように練習で改善させてあげるのがコーチの役目。

その子に寄り添い、楽しく安心にサッカーができるような環境を整えてあげることが大事だと思います。

チームメイトも時には残酷な言葉を浴びせますからね。

特に子供は思ったことをすぐ口に出してしまうので、

そこは、コーチがしっかり間に入り、責められている子をケアするべきです。

過度に褒めたり慰めたりするわけではなく。

失敗する経験を奪うことはせずに

あえて、たくさん失敗させます。

失敗するのが分かっていても、あえてやらせます。

失敗から学ぶことがあるし、そこを乗り越えると、より強くなれるから。

失敗したときのケアを繊細にしてあげることを意識して、今日もエスペランサではたくさんの「失敗」が産まれます。

失敗をしてもたくさんの笑顔があり、次に頑張ろうと思えるそんな前向きな環境を作れるように。

失敗を通じてどんどん強くなってほしいです。