さいたま市、荒川区、足立区でサッカースクールを開校している
エスペランササッカースクール代表のリンです。
今日は、子どもの失敗をどう導いていくかのお話を。
人は、失敗から多くのことを学びます。
誰もが失敗したくて失敗しているわけではありません。
そして、子どもはたくさん失敗をします。
特にサッカーは、失敗のスポーツです。
こんな本も出るくらい。
あ、今日はこの本の内容を話す回ではないので、本の内容はまた今度。
さてさて、子どもが失敗したときは僕はチャンスだと考えます。
成長の機会です。
僕および、エスペランサでは
GBKでアドバイスをしていくようにしています。
はい。出ました~
GBKってなんやねんという話ですよね。笑
GBKとは、
GOOD、BAD、KAIZEN
の略です。僕が勝手に作りました。
もう一度、言います。
子どもはたくさん失敗をしますが、そのほとんどは、いや全てと言っても良いほど
わざと失敗しているのではなく、子どもたちは全力で臨んでいる結果だということをまずは認識することです。
我が子がミスを連発。
モタモタしていて、チームの足を引っ張る。。。
もう見てられない。。。
わかります。わかります。その気持ち。
でも、一瞬も逃さず、我が子の全てを見てあげてください。
ミスしたその時が成長のチャンスなので。
子どもが失敗をした時に一番良くない声掛け(指導)は、
過去のブログでも書いている通り、怒る(恫喝)ことです。
まぁ待ちなさいと。
子どもが思い通りにいかない理由を子どものせいにしていないかい?
あなたの指導が悪いから、そうなっているのに、何を感情的になっているんだ?
とそういう人たちに冷静に言ってあげたいです。
そんな指導者はエスペランサにはいないのでご安心を。
さて、ではエスペランサで推奨している指導をご紹介していきましょうか。
GOOD、BAD、KAIZENの順番で子どもたちに声をかけていきます。
一つのプレーを例にとっていきましょう。
得点のチャンスで、ある子がシュートを打ち
キーパーの真正面に蹴ってしまい、惜しくもゴールをできなかった場面。
と仮定しましょうか。
その子はどういう気持ちでしょうか。
だいたいが、ゴールをできずに悔しく悲しくもどかしく、そんな感情を抱きながら
でも、プレーは止まらずに続いていきます。
今のプレーの改善点を子どもに伝えたいけども、いきなりこうしたほうが良いと言うよりも
まずは、良かった点について子どもを褒めて、前向きな気持ちにさせます。
例えば
さっきは良い位置で待ってたね。
強いシュートを打てたね。
ボールを受けてからシュートまで、とても速かったぞ。
など、その子の良かった点をまず挙げます。
なるべく詳しく。
単に良かったぞ~!じゃ、何が良かったのか子どもは分かりません。
これがGOOD。
そして、次はBADです。
良くなかったプレーのことを明確に伝えます。
キーパーの真正面に蹴ってしまったから入らなかったね。と。
そして、最後はKAIZENです。
次は、シュートを打つ前にキーパーの位置を見て、キーパーがいないところを狙ってみようか。
とKAIZEN点を伝えます。
この3段論法で、子どもたちに伝えることにより
単純にミスを指摘するよりも、子どもたちはより前向きにプレーに取り組み
次回、同じような場面に遭遇した際に、これを思い出してさっきの課題を克服した時が
子どもたちの成長ポイントとなるわけです。
そして、このGBKの声掛けを、試合中の全選手のプレーに対して
できるように準備しておくのが、良い指導なのではないかと考えています。
もちろんいろんな指導があるので、これが絶対的に良い!ということを言いたいわけではありません。
子どもの気持ちに寄り添っているのか?というのを大人がいつも考えてあげる。
決して、子どもを甘やかすわけではありません。
子どもが自分自身で考え、ミスを恐れずにどんどん安心して挑戦できる環境を
大人、社会が作っていくことで、子どもたちがすくすく育つ世の中になっていくのではないかと思います。
なんか、また話が大きくなりすぎましたね。
ちなみに、このGBKの発展版で、子どもたちに発問をして、子どもが自ら考えて改善点を探すと、
子どもたちの考える力がより一層刺激されることになります。
子どもの指導に限界は無いので、もっともっと研究を重ねていきます♪
ではでは、暑くなってきたので、皆さんこまめな水分補給を心がけましょう。